【会社に欠かせない業務!】給与計算実務能力検定の試験概要と勉強方法について

資格

企業に必要不可欠な業務のなかで給与計算業務があります。

そんな給与計算業務の知識と実務能力を測るための検定試験が「給与計算実務能力検定」です。

あまり馴染みがなく初めて聞いたという人もいると思いますので、今回は「給与計算実務能力検定」の試験概要と取得することのメリット、勉強方法を詳しくご紹介させていただきます。

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給与計算実務能力検定とは

給与計算実務能力検定とは、内閣府認可一般財団法人職業技能振興会が認定する民間資格で、給与計算業務に関する知識と実務能力を客観的に測るための検定試験です。

給与計算は、遅延やミスがあると従業員から企業への信頼が損なわれかねない、労働契約の根幹を支える企業内の人事・総務・経理担当の方にとって大変重要な業務です。

「給与計算実務能力検定」を取得していることで企業から高い信頼と評価を受けることができます。

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級の区分

給与計算実務能力検定では、2級と1級で以下の通り区分されています。

給与計算実務能力検定2級

実務上の基礎となる労務コンプライアンスについて正しく理解し、基本的な給与計算の計算を行い、明細を作成出来るレベル。一般職員として、通常の月次の給与計算業務をこなせる者。

給与計算実務能力検定1級

労働法令や税務についても正しく理解し、複雑な制度やイレギュラーな給与体系にも対応可能、また年末調整を含め、年間を通じて給与計算に関するすべての業務に精通したレベル。社会保険や税務等付随する手続きを行うことができ、給与計算業務のリーダーとして管理できる者。

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試験内容

給与計算実務能力検定の試験内容・出題科目は以下のとおりです。2級と1級で内容に違いがありますので分けてご紹介させていただきます。

給与計算実務能力検定2級

・受験資格:特になし(どなたでも受験できます)
・試験時間:120分
・出題問題数40問
(知識問題:35問 四肢択一、マークシート方式)
(計算問題:5問 四肢択一、マークシート方式)
・出題科目
① 給与計算の基本的な仕組みの理解
② 給与計算に関連する、労働基準法や労働契約法などの労務コンプライアンスに関する知識
③ 給与計算に付随する各種手続きの基本
④ 社会保険関係の基本的な給付
⑤ 給与計算に最低限必要な割増賃金などの計算方法
⑥ 実例に基づく基本的な給与計算の計算問題 など

給与計算実務能力検定1級

※1級は記述式の計算問題があります。

・受験資格:特になし(どなたでも受験できます)
・試験時間:120分
・出題問題数40問
(知識問題:35問 四肢択一、マークシート方式)
(計算問題:5問 記述式
・出題科目
① 給与計算に関連する、労働基準法や労働契約法などの労務コンプライアンスに関する知識
② 賃金、労働時間等に関する法令の基本と応用
③ 給与計算に付随する各種手続きの基本と応用
④ 社会保険関係の重要な手続き
⑤ 実例に基づく応用的な給与計算の計算問題
⑥ 年末調整についての知識
⑦ 実例に基づく年末調整の計算問題 など

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取得することのメリット

給与計算実務能力検定取得のメリットは、給与計算実務に特化した高い実務能力を証明できることです。

遅延やミスの許されない給与計算業務ということで、人事・総務・経理担当者として企業側から高い評価を客観的に受けることができます。

現在の業務のスキルアップはもちろん、これから人事・総務・経理などの事務職に転職や就職を考えている方にとっては取得することで有利になることでしょう。

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勉強方法

2級は四肢択一問題で1級は一部記述式の計算問題がありますが難易度はそれほど高い試験ではありません。しかし、出題科目の範囲で勉強ししっかり対策を取る必要があります。

そのための勉強方法は以下の通りです。

【公式】テキスト

日本能率協会マネジメントセンターより発行されている公式のテキストが市販されています。

給与計算実務能力検定取得するうえで公式のテキストは欠かせません。本試験は公式テキストに準拠した内容から出題されるのでまずは公式テキストを購入し勉強を始めるのが効率がいいでしょう。

【公式】①検定対策講座・②模擬試験講座

給与計算実務能力検定を合格するために、主催・運営元が開催している公式の①解説講義ベースの対策講座と、②模擬試験+解説というような模擬試験講座があります。

試験内容に沿って基本からトータルに学びたい方は講義ベースの対策講座、本試験前や実際の給与計算実務能力検定とはどのような試験なのか受けてみたい方は模擬試験講座を受講してみてはいかがでしょうか。

【公式】①Web講座・②DVD講座

こちらも同じく、主催・運営元が開催している公式の講座です。自宅にいながらスキマ時間や好きな時間にご自身のライフスタイルに合わせて勉強できるのがメリットです。

講座に参加している時間はなく、テキストだけではなく実際に講義を受けたいという方はWeb講座やDVD講座をご検討されてみてもいいのではないでしょうか。

メルカリなどで過去問や回答集を購入する

実際に講座を受講しなくてもひたすら問題集を解くことで合格することも可能です。そういった場合は、公式のテキストだけでなくメルカリなどでも過去問や回答集が安く売られています。

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まとめ

これから人事・総務・経理などの職種を目指している方やすでにそのような職種についている方は「給与計算実務能力検定」を取得することで知識の幅を広げられるだけでなく、企業からの大きな信頼も得られるとおいうことで大変メリットのあることだと思います。

資格資格取得を目指している方や転職を考えている方にはおすすめの検定試験です。

取得することで間違いなく損することはありませんので、ご興味がある方は一度受験されてみてはいかがでしょうか。

 

「転職に有利な資格7選」という内容について下記記事にてご紹介しております。良かったら一緒にご覧ください。

 

「FASS検定(経理・財務スキル検定)試験の概要と勉強方法」という内容については下記記事にてご紹介しております。こちらも良かったら一緒にご覧ください。

 

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