決算とは?決算書の作成や実地棚卸など固定資産繰入までわかりやすく解説します!

経理転職

皆さんも“決算”という言葉は聞いたことがあると思います。

しかし、一概に“決算”といわれても具体的にどのような事を行っているのか知っている人は少ないのではないでしょうか。

そこで今回は、現役経理の私だから分かる“決算”の業務内容とその重要性をわかりやすく解説させていただきます。

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決算とは

結論からいうと、決算とは通常1年間の会社ごとの決算期に業績をまとめ集計し決算書を作成するための手続きのことを言います。

その決算書を基に、株主などへの報告や税金の申告などを行います。

決算を行わないと正確な決算書を作成することができず、すなわち正確な税金の申告計算も行えなくなってしまうので、国税局などに指摘され重加算税(ペナルティ)や最悪の場合は粉飾決算など社会的にも会社として大きな損失となってしまいます。

そのため、決算では決められた期限内に正確な集計と決算書の作成が求められています。

決算を行わないと正確な決算書が作成できずに税金の申告計算も正しく行えないんだね!

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決算の目的

決算の主な目的は以下の通りです。

①株主への決算報告

②取引先や金融機関への情報開示

③法人税など税金の申告計算

④正確な財務状況や経営成績の把握

どれも会社にとって重要なことだね!

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決算の時期と期間

決算の時期とその期間については「個人事業主」「法人」とで異なります。

その内容は以下の通りとなります。

個人事業主の場合

個人事業主の場合は、法律で会計期間は1/1~12/31の1一年間と決められています。

決算日は12/31ということになり、毎年2/15~3/15に確定申告を行う必要があります。

法人の場合

法人の場合は、会計期間と決算日は自由に定めることができます。

日本企業の場合、3月決算(会計期間:4/1~3/31)が一番多く、次いで12月決算や9月決算と定めている企業も多くなっています。

法人税の申告期限は決算日の2カ月後が期限となります。

3月決算の企業の場合は5/31が法人税の申告期限ということになります。

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決算書とは

決算書とは、その会計年度内の収益や費用、利益や損益などを集計し会社の財務状況や経営成績を報告するための書類のことです。

主な決算書の種類は財務三表と呼ばれる以下の3つがあります。

>>「財務三表とは?」という内容の記事は下記にて詳細をご紹介しておりますのでコチラをご覧ください。

貸借対照表

貸借対照表とは、簡単にいうと一定期間内における会社の財政状況を知ることができる表になります。

左側と右側つまり貸借の合計金額が必ず一致することから英語では「Balance Sheet(バランスシート)」略して「B/S」とも呼ばれています。

>>「貸借対照表とは?」という内容の記事は下記にて詳細をご紹介しておりますのでコチラをご覧ください。

損益計算書

損益計算書とは、簡単にいうと一定期間内における会社の利益を知ることができる表になります。

英語では「Profit and Loss Statement」で略して「P/L」とも呼ばれています。

>>「損益計算書とは?」という内容の記事は下記にて詳細をご紹介しておりますのでコチラをご覧ください。

キャッシュフロー計算書

キャッシュ・フロー計算書とは、一定期間内の現金の流れ(キャッシュフロー)を表している決算書類です。

英語ではその名の通り「Cash Flow(キャッシュ・フロー)」略して「C/F」とも呼ばれています。

キャッシュ・フロー計算書の作成義務があるのは、上場会社などの大規模法人のみです。非上場企業や中小企業、個人事業主などには提出は義務付けられておりませんが、作成方法や見方については知っておくと便利です。

>>「キャッシュ・フロー計算書とは?」という内容の記事は下記にて詳細をご紹介しておりますのでコチラをご覧ください。

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決算の具体的な業務内容

次に決算の具体的な業務の流れを大きく5点に分けて簡単に解説させていただきます。

決算の業務内容や流れは企業によって変わってくると思いますが、大まかな内容は共通しているでしょう。

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実地棚卸

実地棚卸とは、期末時点の製品などの数量や重量を正確に把握するために現物の確認・点検を行う作業のことです。

在庫に関しては日次や月次などで受払を取りきちんと管理されている事も多いかと思いますが、期末時点の在庫と突き合わせをする必要があります。

実地棚卸高と帳簿棚卸高を照合し、資産の保全と財務諸表における適正化を目的としています。

固定資産の繰入確定

会計上は原則、設備投資など購入品のなかで一つあたり20万円以上の資産性がある物品については固定資産として計上し決められた耐用年数と償却率に応じて減価償却を行っていく必要があります。

減価償却とは、経過によって価値の経済的な減少を見積もって使用期間で費用を配分する会計処理のことです。

つまり、30万円のPCを購入した場合は、その会計期に30万円すべてを費用計上するのではなく正しく減価償却費計算を行い使用期間に応じて配分し費用計上する必要があります。

基本的に設備投資等による固定資産の購入費用は高額になる傾向があり、税務調査などでは重要な調査項目となっています。

そのため、各企業では固定資産の拾い出しやその判断根拠を明確に残しておく必要があり固定資産の繰入判定から減価償却計算は決算での重要な業務内容ということになります。

各実績の洗い替え

月次決算で原価計算や受払計算を行ってきた内容を期末決算にて年間で正しく集計した結果に洗い替える必要があります。

例えば、月次決算単位では在庫として持っていた製品や固定資産を期末時点で不要と判断し処分した場合はその在庫価額は帳簿から落とす必要があります。

このように期末時点での一年間の会計期間に応じた正しい財務諸表を作成するため月次決算での実績を洗い替えるというのも決算での業務内容になります。

決算書の作成

年度内の実績が確定したらそれら実績をまとめ決算書を作成します。

この決算書を正確に作成することが決算の最大の目的であり、上記でご紹介した「決算の目的」①~④の大元の書類ということになります。

つまり、決算書を読み解く能力は必要となりますが、その作成された決算書を見ることによってその会社の財務状況や経営成績、生産状況や今後の成長予測などすべての情報が分かってしまうといっても過言ではありません。

税務申告資料の作成

決算が確定し決算書やその他別表資料等の作成が完了したら決算期の2カ月後が期限の税務申告資料を作成し所轄税務署へ税務申告する必要があります。

現在、e-Taxなどの電子申告システムの普及により必要書類さえ揃っていれば申告自体は簡単に行うことができます。

正確な決算書が作成されていれば、その数字に従ってシステムに入力し電子申告を行うという流れになります。

税務申告書により正しく税額計算され確定した税金を納付します。

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まとめ

決算とはなにか、またその重要性について少しはご理解いただけたのではないでしょうか。

特に、決算の目的だけでも今回はなんとなく知っておいていただければ幸いです。

決算業務の大まかな流れとその内容ついてもご紹介させていただきましたが、決算ってどんなことをやっているんだろう?と思った際に今回の記事をご参考にしていただければ嬉しいです。

 

>>「今の仕事に疲れた?会社を辞めて転職を考え始めたらまずやること7選!(準備編)」という内容は下記記事にてご紹介しております。是非、一緒にご覧ください。

 

>>「プログラミングを学ぼう!IT・エンジニア転職や副業も可能!プログラマーについて」という内容は下記記事にてご紹介しております。是非、一緒にご覧ください。

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